サッチャー 2012 9 17

映画「マーガレット・サッチャー」

 この映画は、DVDで鑑賞しました。
サッチャーは、歴史に残る政治家となるでしょう。
常に自由主義陣営の先陣に立って戦い続けてきた政治家。
それが、サッチャーを象徴する言葉でしょう。
 残念ながら、現在、サッチャーのような政治家はいません。
サッチャーは、自由のために戦った「最後の政治家」と言えるでしょう。
英国史だけでなく、世界史にも残る政治家となるでしょう。
 神は、自らを助ける者を助ける。
God helps those who help themselves.
サッチャーに贈る言葉です。
そして、イギリス国民にも贈る言葉です。

欧州と中国 2012 9 1
 2012年9月1日の朝日新聞には、
中国の胡錦濤国家主席と握手する、
ドイツのメルケル首相の写真があります。
 メルケル首相は、中国を訪問して、
おそらく欧州の国債の購入継続をお願いしたのだと思われます。
 ところで、欧州の得意分野である「人権問題」について、
メルケル首相は、中国に対して、改善要求したのでしょうか。
最近は、いつの間にか苦手分野になったのでしょうか。
 それにしても、写真では、
胡錦濤国家主席は、若く見えます。
まるで60歳前後のようにも思えます。
 まだエネルギーが残っているならば、
「人権」や「先富と共富」という大きな問題に取り組むべきです。

先富と共富 2012 5 5
 中国の改革開放政策の指導者である、
ケ小平の言葉は、日本においても、
中国においても、誤解されていると思います。
 ケ小平の「先に富める者から先に富め」という先富論が、
日中両国において、誤解され、一人歩きしています。
 本当は、ケ小平は、こう言ったのです。
「先富、后共富」
つまり、先に富んだ者が、
まだ富んでいない者を富ませていくことで、
みんなが共に豊かになろうと指示していたのです。
 これは、西洋的に言えば、
「ノブレス・オブリージュ」でしょう。
 しかし、その後の中国人は、
ケ小平の意図を無視して、拝金主義に走ってしまったのです。
 どんなに的確な指示を出しても、
後世の人たちは、自分に都合のよいところだけ使うのです。
ケ小平の怒りを感じない中国人は、拝金主義者です。

ノブレス・オブリージュ noblesse oblige 2005 3 16
 「ノブレス・オブリージュ」とは、フランス語で、
「高い身分に伴う義務」と訳されます。
 これは、権力を得て、富も享受できる者にとっての「最高の名誉」とは、
社会の発展のために、私財を投ずることであるという意味に近いかもしれません。
これが、「本当の貴族」です。
 なぜ、この言葉を思いついたのか。
それは、週末に、世相を知るために、
テレビを見たり、雑誌を見て、そう思ったのです。
 テレビや雑誌には、リッチな生活とか、セレブとか、
まるで貴族にあこがれているような特集が目立ちます。
 しかし、「貴族」と「拝金主義者」は、違います。
ノブレス・オブリージュがあってこそ、貴族と言えるのです。
ノブレス・オブリージュがない人たちは、単なる拝金主義者です。
 かつて、日本は、そして日本人は、
極めて精神性の高い国、あるいは極めて精神性の高い民族として、
諸外国に紹介されていた時もあるのです。
 今の日本は、そして日本人は、
拝金主義の国家、あるいは拝金主義者になってしまったのか。

















































































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